ワッシャ(座金)の使い方
ワッシャ(座金)について
「ワッシャ(座金)の使い方がわからない…」は「電子工作あるある」の一つだと思うのですが、みなさんはどうでしょうか?ボルトやナットなら何となく使えるけど、ワッシャになると使いこなしているのかすらわからない…。「ワッシャなんてなくても大丈夫だろう!?」と思っていませんか?
ところがワッシャは正しく使えばケースへの傷を防ぎ、ナットの緩みを抑制するスグレモノなのです。ここではそんなワッシャの代表格「平ワッシャ」、「スプリング・ワッシャ」、「歯付ワッシャ」、「爪ワッシャ」の使い方を示します。
ただ、筆者は「ワッシャ」の専門家ではありません。ここに記載した内容が必ずしも正しいとは限りませんので、ご注意ください。もし内容に誤りや改善点などお気づきの点がございましたら、お手数ですが、こちらの入力フォームからご指摘いただけますとさいわいです。
ところがワッシャは正しく使えばケースへの傷を防ぎ、ナットの緩みを抑制するスグレモノなのです。ここではそんなワッシャの代表格「平ワッシャ」、「スプリング・ワッシャ」、「歯付ワッシャ」、「爪ワッシャ」の使い方を示します。
ただ、筆者は「ワッシャ」の専門家ではありません。ここに記載した内容が必ずしも正しいとは限りませんので、ご注意ください。もし内容に誤りや改善点などお気づきの点がございましたら、お手数ですが、こちらの入力フォームからご指摘いただけますとさいわいです。
1.平ワッシャ
ワッシャの中で最も頻繁に見かけるのがこの「平ワッシャ(flat washer)」でしょう。円形の金属薄板の真ん中に穴があいているだけです。
「平ワッシャー」の主な役割は、ボルトやナットの締め付け時に、それらの回転や圧力によってケース表面に傷がつくのを防ぐことです。また、締め付け力が一点に集中しないよう分散させ、当雪面に均一な圧力をかける役割も担っています。
これらの役割を理解し、適切に使用すれば、平ワッシャーを十分に使いこなせていると言えるでしょう。
プレス加工で製造される平ワッシャーには、必ず片面に「バリ」と呼ばれるわずかな突起が生じます。このバリ面をケースに当てるべきか否かについては、様々な意見があります。個人的には、バリによる指の怪我を防ぐため、バリ面をケースに当てるようにしています。確かにケースにわずかなバリ跡が残ることはありますが、安全性には代えられません。
「平ワッシャー」の主な役割は、ボルトやナットの締め付け時に、それらの回転や圧力によってケース表面に傷がつくのを防ぐことです。また、締め付け力が一点に集中しないよう分散させ、当雪面に均一な圧力をかける役割も担っています。
これらの役割を理解し、適切に使用すれば、平ワッシャーを十分に使いこなせていると言えるでしょう。
プレス加工で製造される平ワッシャーには、必ず片面に「バリ」と呼ばれるわずかな突起が生じます。このバリ面をケースに当てるべきか否かについては、様々な意見があります。個人的には、バリによる指の怪我を防ぐため、バリ面をケースに当てるようにしています。確かにケースにわずかなバリ跡が残ることはありますが、安全性には代えられません。
2.スプリング・ワッシャ
「スプリング・ワッシャ(spring washer)」は「バネ・ワッシャ」と呼ばれることもあります。螺旋状のワッシャです。締結後、ナットが少し緩んでも弾性力で締結力を与え続けられるので、それ以上の緩みを抑制できます。
当接部材にエッジ跡を残すので傷をつけたくない側に平ワッシャを入れることが多いです。
当接部材にエッジ跡を残すので傷をつけたくない側に平ワッシャを入れることが多いです。
3.歯付ワッシャ
「歯付ワッシャ(toothed washer, tooth washer)」には内歯ワッシャと外歯ワッシャがありますが、使い方や効果は同じです(上の図のものは内歯タイプです。)。当接部材にワッシャの歯が食い込むので「締結時の供回り防止」、「締結後の緩み防止」、「電気的導通」効果を発揮します。締結で歯が潰れてしまうので何度も使いまわしできないのがつらいところです。スイッチの取付などでは上の図のような使い方をすることが多いです(ナット1はケースからの突出量を調整するためのものです。)。
これを使うと「締結時の供回り防止」効果で取り付け作業の効率が大幅にアップします。可変抵抗(ボリューム、ポット)にも歯付ワッシャが付属していたらいいのにと思うのは私だけでしょうか…!
これを使うと「締結時の供回り防止」効果で取り付け作業の効率が大幅にアップします。可変抵抗(ボリューム、ポット)にも歯付ワッシャが付属していたらいいのにと思うのは私だけでしょうか…!
4.爪ワッシャ
「爪ワッシャ(claw washer)」は「舌ワッシャ」と混同してしまいそうなので要注意です。「舌ワッシャ」は舌を曲げて「ケースのエッジ」や「ナットやボルト・ヘッドのエッジ」に引っ掛けて、回り止めさせるものです。電子工作ではあまり使いません。
「爪ワッシャ」はケースに爪用の孔を別途あけ、そこに爪を入れて回り止めさせるものです。電子工作では使い方を一応知っておいた方がよいものです。
別途孔をあけるのが面倒なので裏返して平ワッシャとして使ってしまうのは、私だけでしょうか…?
「爪ワッシャ」はケースに爪用の孔を別途あけ、そこに爪を入れて回り止めさせるものです。電子工作では使い方を一応知っておいた方がよいものです。
別途孔をあけるのが面倒なので裏返して平ワッシャとして使ってしまうのは、私だけでしょうか…?