スイッチ形態について
本ディストーションのスイッチ
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この「ディストーションの製作」では、
エフェクトのオン・オフの切り替えスイッチとして「機械スイッチ式」を採用しています。
通常の「機械スイッチ式」であればの図Aのとおり「エフェクト・オフ」時にエフェクター回路に入力信号が流れ込まないようになっているのですが、本ディストーションでは、図Bのとおり「エフェクト・オフ」時もエフェクター回路に入力信号が流れ込む仕様になっています。
図A.通常の機械スイッチ式
図B.本ディストーションの機械スイッチ式
- オン・オフ切り替え時の「ボソッ」というノイズが少し入りにくくなる
- 構造を少し簡略化できる
しかし「エフェクト・オフ」時に、本ディストーションよりも後ろにつながれるエフェクターまたはアンプで ほんの少しだけ音質が変わってしまう短所があります。 本ディストーションでは「エフェクト・オフ」時でもギターの信号がエフェクト回路に流れ込んでくるので、本ディストーションのエフェクター回路の「ハイパス・フィルタ」が後ろにつながれるエフェクターまたはアンプの入力部のハイパス・フィルタに影響を与え、ほんの少しですが周波数特性を変えてしまうのです。
影響はわずかで、気にする必要はないと思うのですが、製作者の方は一応認識しておいてください。なお、「エフェクト・オン」時は、後ろにつながれるエフェクターまたはアンプに影響を与えません。 - もう少し早めにこの記事を出せばよかったのですが、遅くなってしまい申し訳ありません!!!
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「機械スイッチ式」については第二章の「
エフェクターのオン・オフ切り替え」に記載があります。
2024年6月25日(8月7日一部修正)
荻窪のおっちゃん